1/24/2017
忘れまい、あの日 、そして ... いま、この日、このとき 2017 1.17
~22年前の1995 1.17 阪神淡路大震災あの日の朝を覚えて~
悲しみの朝を覚えて... そして、いま 2017 1.17
この日、22年めの朝
うっすらと雪が山に積もった寒い朝だ
この日のNHKニュースの画面
なぎさ公園では毎年阪神大震災を覚えるメモリアルイベントがこの日行われている
救命救急センターへドクターヘリが飛んできた
今年も寒い朝、この近くの高校生の寒中マラソン大会が行われた。毎年のことだ。
2017年1月21日朝7時
Sunrise
1月21日、海の向こうアメリカでは大統領が就任した
トランプ氏、異例の就任式へ ボイコットや抗議デモ続々
ワシントン=佐藤武嗣、杉山正 2017年1月20日05時06分
トランプ氏は18日、自身のツイッターで、ペンを手に考え込む写真を公開し「3週間前、就任演説を執筆中。(就任日の)金曜日を楽しみにしてほしい」と投稿した。
ホワイトハウス次期報道官のショーン・スパイサー氏は記者団に「トランプ氏は机に向かって演説原稿の推敲(すいこう)を重ねている。100%、彼が主導している。米国のあるべき姿を表現する」と演説の内容を説明。時間は約20分で、雇用創出や移民問題、貿易、インフラ整備について言及するという。
トランプ氏は不法移民の強制送還や環太平洋経済連携協定(TPP)からの撤退など、米国益を最優先する「米国第一主義」を訴えており、こうしたメッセージを発信するとみられる。
スパイサー氏は「大統領令を(就任日に)4、5件発出する」とも語った。中身は明らかにしなかったが、「政権移行に必要な事務的なもので、優先度が高いものだ」と説明した。
また、トランプ氏は新しい農務長官に、ジョージア州前知事のソニー・パーデュー氏(70)を指名した。これで新政権の閣僚候補がすべて出そろった。
トランプ氏は、排外主義的な政策を掲げ、ライバル候補を中傷するという「型破り」の選挙戦で勝利した一方で、世論を分断させた。米メディアなどが調査した就任直前の支持率は40%にとどまり、歴史的な低さを記録している。米当局が見込む就任式の聴衆は70万~90万人とされ、8年前のオバマ大統領の就任時に記録した過去最高の180万人から大幅に減りそうだという。
就任式を欠席することを表明した民主党議員が約60人になったほか、就任日やその前後に約100団体がデモを予定。その大半がトランプ氏に対する抗議デモという。その総計で過去最多の数十万人になることが予想されている。
21日には市民団体が大規模デモ「女性マーチ」を計画。ワシントン・ポスト紙によると、ワシントン郊外の公営駐車場には、就任式の日はバスを駐車する許可申請が200台分だったのに対し、マーチがある翌21日は1200台分の申請があったという。
このため米当局は、警備のために他州からの応援部隊を含め計2万8千人の警官らを投入。米CNNによると、警備費用は1億ドル(約114億円)を超える可能性がある。(ワシントン=佐藤武嗣、杉山正)
世界の安保、経済秩序変動も
【ワシントン共同=豊田祐基子】昨年11月の米大統領選を制した共和党のドナルド・トランプ氏(70)が20日(日本時間21日未明)、首都ワシントンの連邦議会議事堂で宣誓し、第45代大統領に就任する。共和党政権は8年ぶり。「米国を再び偉大にする」との公約実現に向け、演説で国民に結束を促すとともに、雇用創出などを誓う。
実業家出身で、公職経験や軍歴のない初めての大統領。1期目としては最高齢となる。多国間の協調や自由貿易を推進したオバマ政権の路線を転換するとしており、世界の安全保障、経済秩序が大きく変動する可能性がある。「米国第一」の理念に基づき、環太平洋連携協定(TPP)離脱や、メキシコ国境への壁建設を伴う不法移民対策に乗り出す構えだ。
激しい選挙戦で深まった米社会の分断修復が最大の課題だが、就任前の支持率は40%台と低迷し、近年の大統領の中でも不人気ぶりが突出。民主党は主要閣僚候補の承認に抵抗するなど対決姿勢を強めており、厳しい船出となる。
副大統領はインディアナ州知事を務めたペンス氏(57)。トランプ氏は就任初日に複数の大統領令を発令し、重要政策を打ち出す。大統領選と同時実施の議会選で共和党が上下両院の過半数を維持したことで、トランプ氏が政策を実行する環境は整っているが、医療保険制度改革(オバマケア)の代替案やロシアとの関係改善を巡り齟齬(そご)もみられる。
トランプ氏は19日に自宅のあるニューヨークからワシントンに入り、歓迎イベントに相次いで出席。ニューヨーク中心部では同日、俳優のロバート・デニーロさんらの呼び掛けでトランプ氏に抗議する集会が開かれ、米メディアによると数千人が参加した。
就任式やパレードを見ようと、ワシントン中心部には全米から多くの人が詰めかけた。トランプ氏への不支持などを訴える約100団体がデモを計画しており、厳戒態勢が敷かれた。
・トランプ新大統領 就任演説(日本語訳)
・トランプ新大統領 就任演説(英文)
【略歴】ドナルド・トランプ氏 46年6月、米ニューヨーク生まれ。68年ペンシルベニア大ウォートン校卒。ホテルやカジノを全米展開する「不動産王」と呼ばれる。タレントとしても活躍し、ホスト役を務めた番組での決めぜりふ「おまえはクビだ」は流行語に。15年6月、大統領選への出馬を表明。共和党の指名争いで16人を退けて16年7月、党候補指名を獲得、11月の本選で大方の予想を覆して民主党候補のクリントン前国務長官に勝利した。軍歴、公職経験はない。
米国のドナルド・トランプ大統領が20日の就任式で行った演説の日本語訳全文は以下の通り。
ロバーツ連邦最高裁長官、カーター大統領、クリントン大統領、ブッシュ大統領、オバマ大統領、国民の皆さん、そして世界中の皆さん、ありがとう。
私たち米国民は今、自国を再建し、全ての国民との約束を結び直す壮大な国民的取り組みの中で、一つにまとまっています。
私たちはともに、将来の米国と世界の針路を決めるのです。
私たちは試練に直面するでしょうし、困難にも突き当たるでしょう。しかし、やり抜きます。
4年に一度、私たちは整然と平和的な権力移行を行うためこの場所に集います。この移行の過程でオバマ大統領とミシェル大統領夫人からいただいた親切な助力に感謝します。2人は、本当に素晴らしかったです。ありがとう。
しかし、今日のセレモニーには特別な意味があります。なぜなら、単にある政権から別の政権に、あるいはある党から別の党に権力を移行するだけではないからです。私たちは、首都ワシントンから権力を移し、国民の皆さんに戻すのです。
あまりに長い間、この国の首都の小さな集団が政府からの恩恵にあずかる一方、国民はそのつけを背負わされてきました。
ワシントンは栄えましたが、国民はその富を共有しませんでした。
政治家は豊かになりましたが、職は失われ、工場も閉鎖されました。
既得権層は己の身は守りましたが、我が国の市民は守りませんでした。
彼らの勝利は、皆さんの勝利ではありませんでした。彼らの大成功は、皆さんの大成功ではありませんでした。そして彼らが首都で祝っているとき、私たちの国のいたる所で苦しんでいる家族にとって喜ぶことはほとんどありませんでした。
それらはすべて変わります。この場所から、今すぐに。なぜならこの瞬間は、皆さんの瞬間であり、皆さんのものだからです。
今日ここに集まったすべての皆さんのものであり、米国全土で見ている人たち全員のものです。今日は皆さんの日です。皆さんのお祝いです。そして、アメリカ合衆国は皆さんの国です。
本当に大事なことは、どの党が政権を握るかではなく、国民によって政府が支配されているかどうかということです。
2017年1月20日は、国民が再びこの国の支配者となった日として記憶されるのです。
私たちの国で忘れ去られていた男性、女性は、もう忘れられた存在ではありません。すべての人々が皆さんに耳を傾けています。
何千万もの皆さんが、世界がかつて目撃したことがなかったような歴史的な運動の一部になったのです。
その運動の中心にはとても大切な信念があります。国家は市民に奉仕するためにあるということです。
米国民は、子どもたちのために素晴らしい学校を求めています。家族のために安全な地域を、そして、自分たちのために良い仕事を。
そうしたことは、まっとうな市民の公正で理にかなった要求です。
しかし、とても多くの市民にとっては、違った現実が存在しています。荒廃した都市部では貧困の中に閉じ込められた母子たちがいます。さび付いた工場群が、まるで墓石のように私たちの国土の風景のあちこちに広がっています。教育制度には、潤沢な資金があるのに、若く、光り輝く生徒は、あらゆる知識を得られないでいます。犯罪と悪党と麻薬によってあまりに多くの命が失われ、私たちの国からまだ実を結んでいない多くの潜在力を奪っています。
こうした米国の殺戮(さつりく)は、ここで、今すぐ終わりとなります。
私たちは一つの国家であり、他人の痛みは自らの痛みです。他人の夢は自らの夢です。そして他人の成功は自らの成功になります。私たちは一つの心を、一つの故郷を、そして一つの輝かしい運命を共有するのです。
今日の私の宣誓は、全ての米国民への忠誠の誓いです。
何十年もの間、私たちは米国の産業を犠牲にして外国の産業を豊かにしてきました。
自国の軍隊の悲しむべき疲弊を許しておきながら、他国の軍を援助してきました。私たち自身の国境を守ることを拒否しながら、他国の国境を防衛してきました。そして、米国のインフラが荒廃し、劣化する一方で、何兆ドルも海外につぎ込んできました。
私たちの国の富、強さ、自信が地平線のかなたに消えていったさなかに、私たちは他国を裕福にしてきたのです。
一つずつ工場がシャッターを閉め、海外へ流出していったのに、取り残された何百万人もの米国人労働者のことは一顧だにされませんでした。
私たちの中流階層の富は、彼らの家から引きはがされ、世界中にばらまかれたのです。
しかし、それは過去の話です。今、私たちは将来だけを見ているのです。
私たちはここに集まり、新たな宣言をします。それは、すべての都市、すべての外国の首都、すべての権力層の耳に届くのです。
この日から、新たなビジョンが私たちの地を統治します。
この日から、「米国第一」だけになるのです。米国第一です。
貿易、税金、移民、そして外交問題に関するすべての決定は、米国の労働者や米国民の利益になるものにします。
私たちの製品をつくり、私たちの企業を奪い、雇用を破壊する他国の行為から、私たちは国境を守らなければなりません。防御が、大いなる繁栄と強さをもたらすのです。私は、息の続く限り皆さんのために戦い続けます。そして、皆さんを決してがっかりさせません。
米国は再び勝利に向かいます。これまでにないほどにです。私たちは雇用を取り戻します。私たちは国境を取り戻します。私たちは、富を取り戻します。そして、私たちは夢をも取り戻すのです。
私たちは、この素晴らしい国全土に、新しい道路、高速道路、橋、空港、トンネル、そして鉄道を建設します。国民を福祉頼みから脱却させて、仕事に戻れるようにします。米国人の手で、そして米国人の働きで国を立て直すのです。
私たちが守るのは二つの単純なルールです。米国製品を購入し、米国人を雇用するということです。
私たちは世界中の国々との友好と親善を求めます。しかし、私たちがそうするのは、すべての国々が自己の国益を第一に考える権利があるという理解のもとにです。私たちは、米国の生活様式を誰にも無理強いしようとはしません。むしろ、模範例として輝かせたいのです。私たちは、だれもの手本になるように輝きます。
私たちは従来の同盟を強化し、新しい同盟を結びます。文明化した世界を結束させて過激なイスラムのテロリズムに立ち向かい、地球から完全に絶滅させようとします。
私たちの政治の基盤を成すのは、アメリカ合衆国への完全な忠誠です。そして、国に対する忠誠を通じて、私たちは互いへの忠誠を再び見いだすのです。皆さんが愛国心を持てば、偏見の入る余地はなくなります。
聖書は私たちに、「見よ、兄弟が共に座っている。なんという恵み、なんという喜び」と教えてくれます。
私たちは心を開いて自らの考えを述べ、違った意見と率直に議論しなければなりません。一方で、いつも結束を追求しなければなりません。米国は団結すれば、誰にも止められない国になります。
恐れることはありません。私たちは守られているし、常に守られていくでしょう。私たちは偉大な軍隊や法執行機関によって守られていくでしょう。そして、最も重大なのは、私たちは神から守られているということです。
最後に、私たちは大きなことを考え、より大きなことを夢見なければいけません。米国では、私たちは国が頑張っている時だけ、国が存在し続けると理解しています。私たちは口先だけで、何も行動しない政治家はもう受け入れないでしょう。絶えず文句を言い、そのことにも対処しない人たちです。中身のない話をする時間はおしまいです。行動する時がやってきました。
それは無理だ、とは誰にも言わせないようにしましょう。米国の心や闘争心、精神を超える試練はありません。
私たちは失敗しません。この国は再び繁栄し、豊かになります。
私たちは新たな時代の幕開けにいます。宇宙の謎を解き、地球を疫病の悲劇から救い、明日の新たなエネルギー、産業、技術を活用する時です。
この国の新たな誇りは、私たちの魂を奮い立たせ、前を向かせ、分断を癒やします。
我が国の軍人が決して忘れることのない古い教えを思い出しましょう。肌の色が黒でも褐色でも白であっても、私たちには同じ国を愛する赤い血が流れているということです。私たちは皆、この輝かしい自由を謳歌(おうか)し、みな同じ、偉大な星条旗に敬礼します。
膨張したデトロイト市街に生まれた子どもでも、ネブラスカの風吹きすさぶ大地に生まれた子どもでも、同じ夜空を眺め、同じ夢で胸を満たし、同じ神から与えられた命の息吹で満たされるのです。
街の場所や街の規模の大小を問わず、山から山、海から海に至る、あらゆる場所に暮らす全ての米国人の皆さん。この言葉を聞いてください。
皆さんは、もう決して見放されることはありません。
皆さんの声、希望、夢は、米国の運命を決めます。努力、慈悲、そして愛が、永遠に私たちを導いてくれます。
ともに、私たちは再び米国を強くするのです。再び米国を豊かにするのです。再び米国を誇り高い国にするのです。再び米国を安全にするのです。
そして、そう、ともに、再び米国を偉大な国にするのです。ありがとう。皆さんに神のご加護を。米国に神のご加護を。