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記録的なヒットとなった新海誠監督のアニメ映画「君の名は。」が、アジア圏を中心に海外でも相次いで公開され、週末の興行収入ランキングで軒並み1位を記録している。米国、カナダでも4月から公開されることが決まった。北米公開に先立ち、RADWIMPSによる英語版の主題歌が発売される。

 東宝によると、「君の名は。」は世界125の国と地域で海外配給が決まっている。台湾、香港、タイ、中国、韓国で公開されると週末映画ランキングでいずれもトップとなり、台湾、タイ、中国では日本映画の歴代興行収入の新記録を達成した。4月7日からは北米で200スクリーン以上の規模で公開される予定だ。新海監督は「歌と台詞(せりふ)と物語は渾然一体(こんぜんいったい)であり、主題歌の歌詞は主人公たちの叫びでもあります。英語主題歌版で、北米の観客に『君の名は。』の世界をより深く楽しんでいただけることを願っています」とコメントしている。

 日本では16日までの公開144日間で1793万人を集め、興行収入は232億円に達した。歴代興行収入ランキング(興行通信社調べ)によると、邦画では首位の「千と千尋の神隠し」に次ぐ2位、洋画を合わせた全体でも4位となっている。(佐藤美鈴)